そう聞くと、少し甘えているように感じる人もいるかもしれません。
でも、本当は逆なのかもしれません。
毎日をちゃんと生きていくためには、
自分を責め続けるよりも、
少しだけ自分にやさしくする時間が必要なのだと思います。
朝、起きた瞬間から、
もう疲れている日があります。
体が重い。
気持ちが前に進まない。
やらないといけないことはあるのに、
なかなか動けない。
そんなとき、つい自分に厳しい言葉をかけてしまいます。
なんでできないんだろう。
もっと頑張らないと。
みんなは普通にやっているのに。
けれど、その言葉で元気になることは、
あまりありません。
むしろ、心の中がさらに重くなって、
体まで小さく縮こまってしまうことがあります。
自分にやさしくする練習は、
大きなことをする必要はないと思います。
少しだけ深く息をする。
あたたかい飲み物を飲む。
今日はここまでできたからいい、と言ってみる。
疲れている自分を、
怠けていると決めつけない。
それだけでも、十分に練習なのだと思います。
人にはやさしくできるのに、
自分にはなかなかやさしくできないことがあります。
誰かが疲れていたら、
「無理しないで」と言えるのに、
自分が疲れていると、
「まだ頑張れるはず」と言ってしまう。
誰かが失敗したら、
「そんな日もあるよ」と言えるのに、
自分が失敗すると、
何度も思い出して責めてしまう。
だからこそ、練習がいるのだと思います。
いきなり自分を好きになれなくてもいい。
毎日明るく前向きになれなくてもいい。
ただ、少しずつ、
自分に向ける言葉をやわらかくしていく。
今日はしんどかったね。
それでも、なんとか過ごしたね。
全部できなくても、ここまで来たね。
そんな言葉を、
自分の中に少しずつ増やしていく。
健康というのは、
体だけの話ではないのだと思います。
食事や睡眠や運動も大事だけれど、
自分をずっと責め続けないことも、
きっと大事な健康のひとつです。
心がすり減っていると、
体も休まりにくくなります。
反対に、少しでも安心できる時間があると、
体の力がふっと抜けることがあります。
自分にやさしくすることは、
何もしない言い訳ではありません。
もう一度立ち上がるために、
自分を壊さないようにすることです。
人は機械ではないので、
いつも同じ調子では動けません。
よく眠れる日もあれば、
眠れない日もあります。
元気に動ける日もあれば、
何をするにも時間がかかる日もあります。
それを全部、
悪いことだと決めつけなくてもいいのだと思います。
今日は少し疲れている。
今日は少し休みたい。
今日はゆっくりでいい。
そうやって自分の状態を認めることも、
自分にやさしくする練習です。
完璧な一日でなくても、
ちゃんと意味はあります。
何もできなかったように見える日でも、
生きて、食べて、眠ろうとしているだけで、
体はちゃんと働いてくれています。
心も、見えないところで、
なんとか踏ん張ってくれています。
だから、たまには自分に、
きびしい採点ではなく、
少し甘めの丸をつけてもいいのだと思います。
今日も完璧ではなかった。
でも、今日もなんとか過ごした。
それだけで、十分な日もあります。
自分にやさしくする練習は、
一日でできるようになるものではありません。
何度も忘れて、
また思い出して、
少しずつ身につけていくものです。
責めそうになったら、
少しだけ言葉を変えてみる。
無理をしそうになったら、
少しだけ立ち止まってみる。
疲れた自分を見つけたら、
敵のように扱わず、
味方のように見てみる。
それくらいでいいのだと思います。
自分にやさしくできる日は、
世界も少しだけやわらかく見えます。
心の中に、
小さな休憩場所ができるような感じがします。
そこに戻れるだけで、
また少し歩けることがあります。
だから今日も、
自分にやさしくする練習をしてみます。
うまくできなくてもいい。
少し忘れてもいい。
思い出したときに、
もう一度、自分にやさしい言葉をかけてみる。
それだけで、
ちゃんと前に進んでいるのだと思います。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます
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