午前中は、きっと気のせいだと思っていた。
少し横になれば楽になると、自分に言い聞かせていた。
けれど昼になっても、体の重さは消えない。
むしろ、じわじわと熱が上がっている気がする。
立ち上がると、足元がふわっと揺れる。
関節がきしむように痛む。
これは、ただの疲れではない。
そう認めた瞬間、少しだけ不安が広がった。
水を飲んでも、深呼吸をしても、
体の奥の違和感は残ったまま。
「様子を見る」という選択が、
だんだんと心細くなっていく。
スマホで近くの病院を調べながら、
やっと覚悟が決まる。
無理をすることが頑張ることではない。
ちゃんと診てもらうことも、
大人の選択なのかもしれない。
少しふらつく体を支えながら、
上着を手に取った。
これは、病院に行った方がいい。
そう思えた昼だった。
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