元気な人の生活を見ていると、ときどき「これは自分とは別の世界なのではないか」と思うことがあります。
朝からすっきり起きて、普通にご飯を食べて、仕事や用事をこなして、帰ってきてもまだ何かできる。
休日には出かけて、買い物をして、趣味を楽しんで、夜になったら眠る。
文章にすると、ごく普通の生活です。
でも、体調に波がある人からすると、その「普通」がものすごく遠く感じることがあります。
朝起きた時点で疲れている。
少し動いただけで休みたくなる。
今日は大丈夫だと思っていたのに、午後になったら調子が落ちてくる。
そんな日が続いていると、元気に動いている人を見るだけで、自分だけ時間の流れが違うような気持ちになることがあります。
もちろん、元気な人にも見えない疲れや悩みはあると思います。
外から見えている生活だけで、その人のすべてが分かるわけではありません。
それでも、自分の体調が悪いときには、他人の「普通」がまぶしく見えるものです。
「あんなふうに動けたらいいな」
「もっといろいろできたらいいのに」
「どうして自分はこれくらいのことで疲れるんだろう」
そんなことを考えてしまいます。
そして、できない自分を責める方向へ進んでしまう。
でも、体調が違えば、一日に使えるエネルギーが違うのは当たり前です。
同じ一日でも、元気な日にできることと、調子が悪い日にできることは違います。
だから、元気な人の生活を基準にして、自分の生活を採点しなくてもいいのだと思います。
今日は何もできなかった。
そう思った日でも、起きた。
食事をした。
少し動いた。
必要なことを一つ終わらせた。
それだけで一日を使っています。
健康というものは、いつでも元気いっぱいでいることだけではありません。
調子が悪いときに無理をしすぎないことも、自分の生活を守るための大切な行動です。
元気な人の生活が別の世界に見える日があってもいい。
その世界に無理に合わせなくてもいい。
自分には自分の体力があり、自分のペースがあります。
昨日より少し楽だった。
今日は少し眠れた。
短い時間だけでも好きなことができた。
そんな小さな変化を見つけながら、自分の世界を少しずつ暮らしやすくしていけばいい。
元気な人の生活を見て落ち込む日があっても、それは自分が怠けているからではありません。
ただ、自分と誰かでは、今日使える力が違うだけなのかもしれません。
「普通にできること」が遠く感じる日ほど、自分に必要なのは比較ではなく、今の自分に合った生活なのだと思います。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます
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