昔は、自分の体をもっと頑丈なものだと思っていた。
少しくらい寝不足でも大丈夫。
多少疲れていても、気合いで動ける。
食事が適当な日が続いても、そのうち元に戻る。
そんなふうに考えていた。
でも、年齢を重ねていくと、少しずつ分かってくる。
体は、思っていたよりずっと繊細だ。
昨日まで普通にできていたことが、今日は妙に疲れる。
いつもなら気にならないことが、今日はやけに負担になる。
寝たはずなのにスッキリしない。
休んでいるのに、体の奥に疲れが残っている。
「これくらいなら大丈夫」と思っているのに、体のほうから「今日はちょっと無理」と教えてくる。
若いころは、体の声なんてほとんど聞いていなかった。
疲れたら寝ればいい。
調子が悪ければ、そのうち治る。
そう思って、かなり無理をしていた気がする。
でも本当は、体はずっと小さなサインを出していたのかもしれない。
ただ、それに気づかなかっただけ。
健康というと、病気にならないことばかり考えてしまう。
でも実際には、「今日はなんとなく調子がいい」という状態も、かなり大切なのだと思う。
朝起きたときの感じ。
体の重さ。
食欲。
眠気。
疲れ方。
ちょっとした違和感。
そういう小さな変化を無視しないことも、自分の体を大切にするということなのだろう。
もちろん、何でも気にしすぎればいいわけではない。
少し疲れたからといって、すぐに深刻なことだと考える必要もない。
ただ、「いつもと違うな」と感じたときくらいは、少し立ち止まってみる。
それだけでもいいのだと思う。
自分の体は、自分が思っている以上に正直だ。
無理を重ねれば疲れる。
休めば少しずつ戻る。
生活が乱れれば、どこかに影響が出る。
そして、ちゃんと休ませてあげれば、それに応えてくれる。
昔は「体が弱くなった」と考えていたけれど、もしかすると違うのかもしれない。
弱くなったのではなく、自分の体の繊細さに気づけるようになっただけなのかもしれない。
これからは、昔の自分と同じように動けるかどうかではなく、今の自分の体とどう付き合っていくかを考えていきたい。
頑張る日があってもいい。
何もしない日があってもいい。
調子がいい日は少し動いて、疲れている日は少し休む。
そんな当たり前のことを、もっと素直に受け入れてもいいのだと思う。
自分の体。
思っていたより、ずっと繊細だった。
だからこそ、これからはもう少し丁寧に付き合っていきたい。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます
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