「もっとちゃんとしなきゃ」
そう思っている人ほど、なぜか生活が整わない。
早く寝ようと思っていたのに、やることを全部終わらせようとして夜更かしする。
少し疲れているのに、「これくらいなら大丈夫」と動き続ける。
休みの日も、何もしないことに罪悪感があって、結局いろいろ予定を入れてしまう。
そして気がつけば、疲れているのに休めない。
これ、もしかすると「がんばり屋だからこそ整わない」ということなのかもしれない。
もちろん、がんばること自体が悪いわけではない。
問題は、がんばることが当たり前になりすぎて、自分の疲れを後回しにしてしまうことだ。
厚生労働省も、ストレスを感じているときほど、その状態に気づかないまま頑張り続けてしまうことがあると説明している。早めにストレスに気づいて、適切に休むことが大切だという。
たしかに、疲れている本人ほど、
「まだ動ける」
「もう少しできる」
「これが終わってから休もう」
と考えてしまう。
でも、「これが終わってから」が永遠に終わらない。
ひとつ片づければ、次のことが気になる。
次を片づければ、さらに別のことが気になる。
そうして休むタイミングを失っていく。
そして、ある日突然、
「なんでこんなに疲れてるんだろう」
となる。
健康を整えるというと、食事、運動、睡眠などをきちんと管理するイメージがある。
でも、疲れているときに全部を完璧にやろうとすると、それ自体が新しい負担になる。
だから、整えるためには「増やす」だけではなく、「減らす」ことも必要なのだと思う。
今日は早く寝る。
予定をひとつ減らす。
面倒なことを明日に回す。
何もしない時間をつくる。
それだけでもいい。
休養には、疲労を回復する「休む」という面だけでなく、明日に向けて心身を整える「養う」という面もあると厚生労働省は説明している。
つまり、休むことはサボることではない。
明日の自分を助けるための時間でもある。
がんばり屋ほど、
「もっと頑張れば整う」
と考えがちだけれど、実際には逆のこともある。
頑張る量を少し減らしたほうが、生活全体が落ち着くことがある。
完璧な生活を目指すより、
「今日はこれくらいでいい」
と思える日を増やしていく。
それくらいのほうが、長く続く健康には向いているのかもしれない。
毎日を整えるために必要なのは、いつも頑張れる自分になることではない。
疲れたときに、
「今日は休もう」
と気づける自分になること。
がんばり屋ほど整わない。
そんな説を、最近は少しだけ信じてみたくなる。
そして今日くらいは、整えるために、何もしない時間を選んでもいいのだと思う。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます
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