体調がいつも絶好調なら、どれだけ楽だろう。
朝起きた瞬間から元気で、疲れも残っていない。
頭もすっきりしていて、やる気もある。
そんな日が毎日続けばいいのに、現実はなかなかそうはいかない。
昨日は普通だったのに、今日はなんとなく重い。
少し動いただけなのに疲れる。
寝たはずなのに眠い。
何をするにも気力が出ない。
そして、そんな不調があるたびに、
「どうして今日はこんなに調子が悪いんだろう」
と考えてしまう。
でも最近は、不調を完全になくそうとするより、ある程度は「仲よくする」くらいの気持ちでいたほうがいいのかもしれないと思う。
健康というと、食事、運動、睡眠などをきちんと管理して、毎日元気に過ごすイメージがある。
もちろん生活習慣を整えることは大切だ。
厚生労働省も、栄養・食生活、身体活動・運動、休養・睡眠などを健康づくりの重要な要素として挙げている。
ただ、それをやれば毎日絶好調になるかというと、そう単純でもない。
体調にはいろいろな要素が関係している。
睡眠だけではなく、疲労、ストレス、季節、環境、仕事、人間関係など。
だから、
「ちゃんと寝たのに疲れている」
という日があっても、おかしくない。
「昨日より元気がない自分」を責めても、体調がよくなるわけではない。
むしろ、
「今日はこういう日なんだな」
くらいに受け止めたほうが、気持ちは少し楽になる。
不調があると、つい元の状態に戻そうとしてしまう。
いつものペースで動こうとする。
いつも通りできないことに焦る。
そして、焦ることでさらに疲れる。
これでは不調との戦いが終わらない。
だから、不調の日には予定を少し減らす。
できることだけやる。
休めるときには休む。
それだけでもいい。
休養は単に何もしないことではなく、疲労を回復する「休む」ことと、明日に向けて心身を整える「養う」ことの両方が含まれるとされています。
つまり、休むことも健康管理の一部なのだ。
元気な日に頑張る。
疲れた日に休む。
少し戻ってきたら、また動く。
この繰り返しでいい。
毎日同じコンディションで生きる必要なんてない。
調子がいい日もあれば、何となく調子が悪い日もある。
その波を完全になくすのではなく、
「今日は波が低い日だな」
くらいに考えてみる。
不調を敵にすると、毎日が戦いになる。
でも、不調を自分の状態を知らせるサインのように考えれば、少し見方が変わる。
「今日は無理をしすぎたのかな」
「最近ちゃんと休めていたかな」
「少し予定を減らしたほうがいいかな」
そんなふうに、自分の生活を見直すきっかけにもなる。
もちろん、長く続く不調や強い症状、日常生活に支障が出るような状態まで「いつものこと」と片づける必要はない。
厚生労働省も、睡眠の不調などがある場合には生活習慣の改善だけでなく、病気が潜んでいる可能性にも注意する必要があるとしています。
大切なのは、不調を我慢することではない。
不調がある自分を責めすぎないことだ。
元気な自分だけを「正常」と考えてしまうと、少しでも疲れたときに自分を失格にしてしまう。
でも、人間の体は機械ではない。
毎日同じようには動かない。
だから、
「今日はあまり調子がよくない」
それだけでもいい。
そんな日には、できることを少しだけやる。
あとは明日の自分に任せる。
不調と仲よくするというのは、不調を好きになることではない。
無理に追い払おうとせず、
「まあ、そういう日もあるよね」
と少し距離を置いて付き合うことなのかもしれない。
元気な日だけが、自分の人生ではない。
調子が悪い日も含めて、自分の毎日だ。
だから今日も、完璧を目指さない。
少し疲れているなら、少しゆっくりする。
それくらいでいい。
不調と仲よくしながら、できるだけ無理をしない。
そんな健康との付き合い方も、案外悪くないのかもしれない。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます
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