「朝ごはんは一日の元気のもと」
子どもの頃から、何度この言葉を聞いたか分かりません。
それなのに、大人になるにつれて、朝ごはんを食べない日が増えていきました。
時間がない。食欲がわかない。そもそも朝はギリギリまで寝ていたい。理由は人それぞれですが、「抜いてしまった……」と少し後ろめたい気持ちになる人も多いのではないでしょうか。
今日は、その後ろめたさの正体を、ゆるく考えてみたいと思います。
「朝ごはんは大事」と言われてきた理由
まず、朝ごはんが大事だと言われてきた理由を整理してみます。
- 寝ている間に使われたエネルギーを補給できる
- 脳と体のスイッチが入りやすくなる
- 生活のリズムが整いやすい
- 昼や夜の食べすぎを防ぎやすい
こうして見ると、確かにもっともな話です。
とくに「生活リズム」という点は、大きいと感じます。毎朝決まった時間に食べると、体が「そろそろ一日が始まるぞ」と理解してくれやすいんですよね。
でも、「抜く=即アウト」でもなさそう
一方で、最近は「朝食を抜くこと自体が悪いとは言い切れない」という見方や、食べる時間を絞る食べ方に注目する人も増えています。
研究の結果も、「朝食を食べる人のほうが健康的」というものもあれば、「食べる・食べないの差は思ったほど大きくない」というものもあり、まだまだ議論が続いている分野のようです。
ここで大事なのは、おそらく次の点です。
朝ごはんを食べる人は、そもそも生活が整っている人が多い
朝ごはんを食べる人は、早寝早起きで、食事の時間も規則的で、生活全体が安定している傾向があります。つまり、体にいいのは「朝ごはんそのもの」なのか、「朝ごはんを食べられる生活」なのか、実はそこが切り分けにくいんです。
問題になりやすいのは「抜いたあと」
朝ごはんを抜くこと自体より、気をつけたいのは、そのあとの行動かもしれません。
- お昼に反動でドカ食いしてしまう
- 空腹のまま甘いものやお菓子でつなぐ
- 夜遅くにたくさん食べてしまう
- 午前中に力が出ず、ぼんやりしてしまう
「抜いたぶん、あとで取り返してしまう」パターンだと、結局バランスが崩れてしまいます。逆に、抜いても昼と夜をきちんと整えられていて、午前中も元気に動けているなら、その人にとっては無理のないペースなのかもしれません。
自分の体に聞いてみる
では、結局どうすればいいのか。
私なりの結論は、「世間の正解」より「自分の体の反応」を見ることです。
たとえば、こんなチェックをしてみるのはどうでしょう。
- 朝食を抜いた日、午前中の集中力や気分はどうか
- 昼食の量や選び方が極端になっていないか
- 夜更かしや間食が増えていないか
- 食べた日と抜いた日で、体調に差があるか
数日つけてみるだけでも、意外な発見があります。
なお、持病のある方や、薬を飲んでいる方、妊娠中の方、成長期のお子さんなどは、朝食のとり方が体に大きく影響する場合があります。そういう場合は、自己判断せずに、かかりつけの医師などに相談してみてください。
食欲がない朝のための「ちょっと入れる」作戦
「しっかり食べるのは無理だけど、完全に抜くのもなんだか不安」
そんなときは、ハードルをぐっと下げるのがおすすめです。
- バナナ1本
- ヨーグルトを少し
- 味噌汁だけ
- ゆで卵1個
- 温かい飲み物と小さなおにぎり
これくらいなら、朝バタバタしていても続けやすいですよね。
まとめ
朝ごはんを抜くのは、本当に体に悪いのか。
答えは、**「一概には言えないけれど、抜いたあとの過ごし方と、生活全体のリズムが大切」**ということだと思います。
食べるのも、食べないのも、その日の自分に合っていればOK。「抜いてしまった」と落ち込むより、「今日の体はどうだったかな」と観察するくらいの気持ちが、ちょうどいいのかもしれません。
朝のコーヒー片手に、そんなことを考えた一日でした。
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